壱岐プロジェクトレポート

日程/2018年8月18日(土)〜19日(日)
開催場所/長崎県壱岐市芦辺町
参加人数/33名(小学生及び幼児、保護者及びスタッフ含)
主催/山王ひなた美術教室
協力/一般社団法人壱岐観光連盟 みなとやゲストハウス
海から見つめる子どもランドスケープ「ふくおか」プロジェクト(海と日本2018)は、福岡の子ども達が、自分たちの住んでいる福岡を「海のことが好きになれるまち」として模型作りで提案する試みです。どんなものがあれば、海のことが好きになれるかな?見ていてワクワク・ドキドキするもの、便利なもの、形がへんてこなもの。海とつながりがあるものならなんでもOKです。美術教室ならではの美術制作で海の新しい可能性を子どもたちと一緒に発見します。

第二弾の「壱岐プロジェクト」は、舞台を玄界灘に浮かぶ壱岐に移して、福岡の子ども達が経験したことのないような透き通った海に大興奮!私達の暮らしの中にこんな海があるとは!一泊二日で素晴らしい壱岐の海を経験し、人々の海との関りや歴史、文化はどのようなものか学びました。

まず向かったのは、壱岐市一支国博物館。壱岐島が古代より朝鮮半島と日本の交易で栄えた島として、様々な遺跡や資料を発掘・整理している近代的な博物館です。参加した子ども達は、古代の人たちが食べていたサザエやアワビの殻を見て、その大きさにびっくり! 沢山の遺物を鑑賞し、見やすく整理された古代の暮らしのジオラマをみんな楽しみました。そして体験ルームでは、現代のサザエの殻を使ってサザエキャンドル作りに挑戦しました。美術教室ならではの色使いと工夫されたデザインに、それぞれのテーブルから歓声が上がっていました。


子ども達が宿泊するところは、壱岐の古民家を手作りで改装した「みなとやゲストハウス」です。海を楽しむだけではなく、今その海と寄り添いながら暮らしている島の人と一緒に1泊します。子ども達は味わいある建物の趣やご主人の人柄にすぐに慣れて一緒に島の子どもと遊びます。 昼過ぎからは、芦辺港の防波堤に移動して釣り体験を行いました。釣りレクチャーをしっかり聞いた後は、チームに分かれてサビキ釣りに挑戦です。最初は小さな魚しか釣れませんでしたが、徐々に魚が大きくなってきて最後には20cmの味が連れました!みんな大歓声!人が暮らしているそばで、こんな大きな魚が釣れるのも海が身近なのだと実感させられました。




2日目はみんな元気よく朝から準備を行って、海水浴場へ。大浜海水浴場は遠浅の海岸で、透き通った水質。子ども達も早く海に入りたくなってウズウズ。しっかり準備運動を行った後、元気良く海岸で遊びました。それにつられて保護者の方々も子ども達と一緒に海水浴を楽しみます。不思議なもので、大人も海に触れると、童心に返り大喜び。海を通じて素晴らしいコミュニケーションが取れました!





この経験を自分たちの暮らしている福岡のまちづくりにどのように活かしていくのか?子ども達は、自分たちが暮らしている街だからこそ、もっとこんな海と関わり合う街になってほしいと気付けたはずです。壱岐プロジェクトの参加者には全員、修了証として陶器でできたバッチを進呈しました。ひなたスタッフ渾身の手作りノベルティ、子どもたちも興味を持ってくれたようです。さわさわと優しく触って質感を楽しんだり、服やカバンにつけて眺めたりと、それぞれ1泊2日のプロジェクトを振り返っているようでした。

この気付きを大切に、実際に子供たちの意見やアイデアを反映させた福岡のまちづくりを行います。それがランドスケープ「ふくおか」です。福岡の海と街に愛着が子ども達の中に生まれるプロジェクトです。

「壱岐プロジェクト」体験を通じて発見できたこと、気付けたことを8月25日(土)に山王ひなた美術教室に集まって、ランドスケープ模型制作に表現しました。まだ子ども達の壱岐への思いが覚めていない様子で、沢山の海にまつわる模型をつくりながら先生と一緒に、あの1泊2日の思い出を語り合いました。 福岡の街にこんな施設や、海にこんな生き物がいるともっと楽しくなるなど、ランドスケープ模型制作を通じて、アイデアが視覚化されたことで子ども達の海へのアイデアが止まりません!

福岡に帰ってきて、改めて他地域の海がどんな様子だったか、そこに暮らす人たちの関わりは自分たちと比べてどうだったかを考える時間は、楽しかった経験を自分の中に落とし込んで考える機会になると思います。
子ども達も、次の「平戸プロジェクト」でまたどんな海への気付きがあるかこれからワクワクしていますね。